カナダワーホリを目指すあなたへ。ワーホリの基本情報(年齢、費用、ビザなど)

ワーホリとは何か

いわゆるワーキングホリデーとは提携国で1年間滞在できる制度です。(2年以上滞在できる国もあります。)

このビザのすごいところは、就労、就学、観光ができかなり自由度が高いところ。

海外で働くには就労ビザが必要で、就労ビザを取得するハードルはかなり高いです。

でも、ワーホリを使えば1年間働くことができます。

一年間自分の好きなことが海外でできる魔法のような制度です。

ワーホリ制度を利用していける国は以下29か国です。(2023年12月現在)

ワーホリ提携国
  • オーストラリア。
  • ニュージーランド。
  • カナダ。
  • 韓国。
  • フランス。
  • ドイツ。
  • イギリス。
  • アイルランド。
  • デンマーク。
  • 台湾。
  • 香港。
  • ノルウェー。
  • ポーランド。
  • ポルトガル。
  • スロバキア。
  • オーストリア。
  • ハンガリー。
  • スペイン。
  • アルゼンチン。
  • チェコ。
  • チリ。
  • アイスランド。
  • リトアニア。
  • スウェーデン。
  • エストニア。
  • オランダ。
  • イタリア。
  • フィンランド。
  • ラトビア。

ワーホリにカナダがおすすめな理由

ワーホリにカナダをおすすめする理由は以下の三つです。

ワーホリにカナダがおすすめな理由
  • 外国人に優しい。
  • 英語の勉強に向いている。
  • 働きやすい環境。

それぞれ詳しく見てみましょう。

外国人に優しい

カナダは移民国家で、さまざまな民族の人が生活しています。

だからこそ移民慣れしている。

今のところ人種差別を受けたことはありません。

(一回F○○king Chineseと言われたことはあれど…)

英語がつたなくても聞いてくれるし、外国人として生きていくうえで生活しやすい国です。

英語の勉強に向いている

前に述べた通り、カナダは移民国家で外国人慣れしているので、つたない英語でも聞いてくれます。

英語初心だけど、外国で暮らしながら英語の勉強をしてみたいという人には向いている国です。

ESL(語学学校)もたくさんあるので、学校探しにも困りません。

働きやすい環境

働いている場所にもよると思うのですが、日本みたいにきつきつしていません。

勤務時間も勤務中の態度も日本と比べたらゆるゆるです。

トロントのあるオンタリオ州の最低賃金が16.55ドルで、日本と比べるとかなりよいです。

ワーホリ中も稼ぎやすい国です。

ほかの国に観光しやすい

カナダから他の国へのアクセスのしやすさも魅力の一つ。

例えば、トロントからニューヨークは飛行機で数時間ですし、キューバなどのカリブ海諸国にも数時間でアクセス可能です。

バンクーバーからはシアトルなどに数時間で行くことができます。

このように、カナダ以外の様々な国へ観光に行きやすいのもカナダワーホリのよさといえます。

カナダワーホリでできること

カナダワーホリがあれば一年間でほとんどなんでもできちゃいます。

例えば…

ワーホリでできること
  • 語学学校に通う。(最大半年間)
  • 働く。(学校や介護施設などは例外)
  • 観光する。

学校に通って英語力を高めるもよし、来てすぐに働きだしてもよし、滞在プランを前もって考えておけば、後悔しないワーホリライフが送れると思います。

滞在プランの一例をのせています。

プランAプランBプランC
1. 学校に通う
(半年間)
1. 働く
(11カ月間)
1. 観光ビザで入国。
学校に通う
(最大半年間)
2. 仕事を始める
(半年間)
2. 観光してまわる
(1カ月間)
2. ワーホリに切り替えて働く。
(1年間)

それぞれのプランのメリットデメリットを考えてみましょう。

ワーホリモデルケースA

学校に半年からの仕事で半年のパターンです。

正直おすすめはしません。

ワーホリは一つの国で一回しかとれないビザです。

語学学校に通うのは学生ビザでも、観光ビザでもできるのでワーホリで通うのは非常にもったいない!!

海外で働けるビザは非常に希少性が高いので、1年間フルで働けるように使った方がいいと思います。

もう一つ注意点。

ビザの残り期間が少なくなればなるほど、仕事は見つけにくくなります。

ビザの残り期間が半年だと仕事探しに苦戦する可能性が非常に高いのでおすすめしません。

ワーホリモデルケースB

11カ月働いて、ひと月観光で回るプランです。

このプランの注意点は、日本で英語の学習をちゃんとしていないと仕事を見つけるのに苦労する可能性が極めて高いということです。

友だちの中にも、英語力が足りず仕事探しに苦労し、結局早めに帰国した人がいました。

学校に行かないのなら、日本で英語の勉強をして来ることを強くおすすめします。

観光に十分の時間をかけられるのがこのプランのよさ。

カナダ以外の国も巡ることができるといいですね。

私や友だちが行った国を紹介します。

ワーホリ中に行った方がいい国
  • メキシコ
  • キューバ
  • フランス
  • アイスランド
  • 南米諸国。

カナダ観光におすすめ
  • イエローナイフ(オーロラ)
  • バンフ国立公園
  • ナイアガラの滝
  • PEI(赤毛のアンの舞台)。

ワーホリモデルケースC

私が実際にしたのがこちらのプランです。

観光ビザで語学学校(四カ月)→ワーホリに切り替え→仕事開始。

このプランだと英語力をある程度高められた状態で仕事探しを始められます。

貴重なワーホリ期間中を学校で無駄にすることもありません。

だいたい12月くらいにワーホリの募集が始まります。

それで、10月にカナダに入り語学学校に通う。

→12月にワーホリを申請する。

→3月にワーホリに切り替える。

といった感じになります。

カナダ国内で指紋採取ができるので、バイオメトリクスの面でもいいプランです。

ただ12月に100%ワーホリ募集が始まる保証も、そもそも抽選に当たる保証もないので、その点は考えておく必要があります。

このプランでは、カナダは日本と比べて休みを取りやすいので、仕事を辞めて観光するのではなく、短期の旅行にちょいちょい出かけることを想定しています。

カナダワーホリ申請の条件

カナダ移民局の出している条件は以下の通りです。

カナダ移民局のページへ>>>

カナダワーホリ申請の条件
  • 日本国籍をもつこと。
  • 滞在期間をカバーするパスポートの残りがあること。
  • 申請時点で日本の住所があること。
  • 18歳から30歳まで。
  • 最低でも2,500ドル以上保持していること。
  • 滞在期間をカバーする保険があること。
  • 重大な犯罪歴がないこと。
  • 薬物依存者でないこと。
  • 往復の航空券を持っている。あるいは航空券を買えるだけの資金を証明できること。
  • 扶養家族を同伴しないこと。
  • ビザ申請費用(272ドル)を払っていること。

ちょっとがんばって貯金すれば達成できそうな条件ではないでしょうか。

カナダワーホリに関心のある人はぜひ諦めずにめざしてほしいと思います。

*25,00ドル=約27万円 (2023年12月のレート)

*272ドル=約3万円 (2023年12月のレート)

カナダワーホリの年齢

申請時点で18歳から30歳である必要があります。

カナダワーホリの定員が6,500人で、例年12月に募集が始まります。

30歳までに抽選が通り申請を行う必要があります。

定員が定められているので、時期が迫っている人はなるべく早く申請する必要があるでしょう。

申請が通り招待がきたら、一年間その招待は有効です。

なので、31歳で渡航することはできます。

あまり知られていませんが、セカンドワーホリと呼ばれる制度もカナダにあります。(ROワーホリ)

セカンドワーホリの特徴は35歳まで申請できることと指定のエージェントを使わなければならないことです。

指定のエージェントに50万ほどの費用を払う必要があります。

以下のエージェントがセカンドワーホリを扱っているようです。

(毎年同じエージェントが扱っているとは限らないのでご注意を。)

カナダコンパス

EAST-WEST

カナダワーホリの費用

ビザ申請費は272ドルです。(2023年12月現在)

それにプラスしてバイオメトリクスという指紋の登録が必要です。

バイオメトリクスの登録に85ドルします。

現在日本でバイオメトリクスの登録ができるのが、東京と大阪だけなので、地方民はそこまでの交通費も考えなければなりません。

語学学校に半年通う予定であれば、150万ほどを考えておいたほうがいいでしょう。

飛行機代10万~20万円
保険代5万~30万円
留学エージェントサポート費0~20万円
語学学校代(半年)約75万円
ビザ申請費用約3万5,000円 ($357)+東京・大阪への旅費
トータル約20万~150万円
留学にかかる費用

ひと月の生活費の一例です。↓

項目支出
家賃$750 (約7万5千円)
定期代$156 (約1万6千円)
食費$215 (約2万1,500円)
洋服代$40 (約4,000円)
雑費$25 (約2,500円)
交際費$75 (約7,500円)
通信費$45 (約4,500円)
合計約1,300ドル(約13万円)
収入約2,490ドル(約25万円)
支出入+約1,190ドル(約11万1,190円)
ひと月の生活費

さらに詳しくは下の記事をご覧ください。

カナダワーホリにかかる費用・生活費を大公開!!ワーホリするのにどれくらいのお金が必要!?

カナダワーホリいくら稼げる?

ワーホリを使えば現地で働いて、生活費をまかなうことができます。

オンタリオ州の最低時給は現在16.55ドルです。

一日八時間で週5日働いた場合、2600ドルほどひと月で稼ぐことができます。

レストランでサーバーとして働く場合、これにチップをが加わるので、3,000ドルは稼げるんじゃないかなと思います。

トロントのレストランで働いたさいの体験談も合わせてお読みください。

[ワーホリ編6]トロントで仕事体験、日本食レストランカフェみちでのバイト

ひと月の支出が1,300ドルくらいだとしたら、一か月で1,000ドル以上も貯金できますね!

ワーホリビザの申請と抽選

カナダのワーホリは抽選制です。

定員が6,500人ですが、夏前には枠がかなり少なくなるので、余裕をもって手続きを進めましょう。

ワーホリビザの申請は以下のステップで進めていきます。

ワーホリの申請手順
  1. 移民局のオンラインアカウントを作成し、プロフィールを登録する。
  2. Invitationを受け取り、ワークパーミットの申請を行う。
  3. 申請書類を提出する。
  4. 申請費用を支払う。
  5. バイオメトリクスを登録する。
  6. 審査後ワーホリの許可レターが発給される。
  7. 入国の時にビザ発給。

ワーホリの許可レターをもって、入国審査をうけます。

入国審査の後に、ビザ発給の場所に案内されるでしょう。

この手続きを忘れて入国してしまうと、一度カナダから出てビザ発給のための手続きを受けないといけなくなります。

ビザ発給の手続きがあることを忘れないようにしましょう。

ビザの申請を自分で進めるのに不安のある方は、プロの移民弁護士に相談するのも一つの手。

知合いの弁護士に3-5万くらいで依頼できると思うので、コンタクトフォームからお問い合わせください。

コンタクトフォーム

まとめ

ワーホリは海外で働いたり勉強したり、好きなことができる特別な制度です。

18-30歳までの限られた期間、一度だけ利用できる特別なビザ。

よく計画をねって、後悔しないすてきなワーホリライフを送ってくださいね。

何か質問があれば、コメント欄で教えてください。

では、また~






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