これから留学を目指している人が悩んでいることの一つは、住む場所の特徴や家賃相場、家の見つけ方ではないでしょうか。
今回はそんな疑問にカナダ在住四年目の私、めがねがお答えします。
この記事を読めば、カナダの家の特徴や家賃相場、家の見つけ方や家を見つけるときに使える英語を知ることができます。
どうぞ最後までお付き合いください。
※近年家賃相場が急速にあがっています。
あるサイトによると、2023年1月と2022年1月を比較すると、23%平均価格が上がっているそうです。
昔のブログ記事を読んでトロントにやって来たものの、あまりの家賃の高さに苦しんでいるワーホリも増えているという話もききます。
常に複数のサイトを比較し、最新の情報に通じるようにしてください。
この記事は2023年1月29日リライトしています。
家探しに関する私自身の体験談は下の記事で紹介しています。
【語学留学編10】ワーホリ最大の難関ここに。トロントでの悪戦苦闘の部屋探し
- トロントの留学を目指している方。
- ただ今留学中でこれから物件探しをする方。
- トロントの家の特徴や家賃相場を知りたい方。
- →これらに当てはまる方の参考になればうれしいです。
トロントの家の種類と予算

- かなこちゃんって、カナダに来てどれくらい経つんだっけ?
家もう見つけた?
どんなふうに探したらいいのかわからなくて

- もうすぐ四か月になるよ。
家探しね。私も苦労したな。
めがねくんはどんな家に住みたいの?

- 誰にも邪魔されず一人でゆっくり過ごせる家に住みたい笑

- そう笑
カナダにはいろんな住み方があるんだよ。
たとえば、日本では珍しいかもしれないけど、こっちではシェアハウスは普通だね。
あと、ベースメントといって、半地下みたいな部屋で暮らすこともあるよ。
一人でゆっくりしたいのなら、バチェラーとかワンベッドルームっていう選択肢もあるよ。

- バチェラー?ワンベッドルーム?

- バチェラーっていうのは、日本でいうところのワンルームだよ。
ワンベッドルームっていうのは、日本でいう1DKかな。
でも、この辺はとても高いから留学生の生活には向かないと思う…
このようにトロントで家を探すときにはいくつかのプランがあります。主たるものは以下の通りです。

一つ一つ見ていきましょう。
シェアハウス
一つの家であったり、部屋であったりを共有して暮らすスタイルです。
シェアハウスを選んだ場合のメリット・デメリットとしては以下のものが挙げられます。
・プライベートが確保できない。
・シャワーやキッチンの時間が被ると使いずらい。
・一緒に生活する人とトラブルが起きるかもしれない。
誰かと一緒に生活できる安心感があり、一人寂しくならないというのは、もしかすると日本から遠く離れた海外で生活するには大事なポイントかもしれないですね。
ただ、騒音問題や片付けの問題などが起こるとそれに対処していくことも求められます。
友だちから聞いた話だと、シンクに常に物が置いたままで片付けてくれないから使えないと言っている人もいました。
これは一つの事例ですが、こういう問題が起きるかもしれないのがシェアハウスですね😅
ベースメント
カナダの家は、半地下の部屋を作らなければいけないことになっています。その部屋をベースメントとよびます。
その部屋を貸し出している人もいます。
・半地下のため部屋が暗い。
・虫が多い。
・日が入らず寒い。
・足音がうるさい。
ベースメントの場合、キッチン・バスルームが個人で使えるプライベートが確保された部屋であっても家賃は安くなっています。
プライベートが確保された家に住みたいという方は、バチェラーベースメントはおすすめです。
しかし、冬はとても寒いです。(なんなら夏でも寒いです。)
虫もたくさん出ます。ダンゴムシみたいなのに、くもやゲジゲジといった足がたくさんある虫が出ます。
なにより日が入らないのでうつになります…
そういう環境でも耐えられてプライベートが確保された部屋に住みたい方にはベースメントをおすすめします。
バチェラー
日本でいうワンルームの部屋です。
ベースメントの場合、誰かの家の一室を借りることになりますが、バチェラーは日本でアパートを借りて一人暮らしをするようなイメージです。本当にプライベートの空間ができます。
また、日本よりも部屋が広いです。
・高い(1,500~2,000)。
・自分で家具をそろえないといけない家が多い。
・自分でWifiをつけないといけない家もある。
・一年契約になるので、一年滞在のワーホリには不向き。
デメリットの部分が多くなってしまいましたが、完全プライベートを保てるというのは魅力ですね。
その代り、英語を使う機会はぐっと減るのですが…
バチェラーの場合、シェアハウスやベースメントと違い、家具がついていなかったり、wifiがついてなかったりします。
そこの準備も大変です。
また、一年契約であったり、収入証明を求められたりジョブレターやカナダのクレジットカードが必要だったりと、契約時のハードルも高いようです。
ワンベッドルーム
日本でいうところの1DKです。
・高い(2,000~2,700)。
・自分で家具をそろえないといけない家が多い。
・自分でWifiをつけないといけない家もある。
・一年契約になるので、一年滞在のワーホリには不向き。
メリット・デメリットの部分はバチェラーと同じですね。
なかには、ワンベッドルームを借りてシェアしている人もいるようです。
そのほかカナダの一般的な賃貸住宅の情報をお伝えします。
・基本的に光熱費は家賃に含まれている。(要確認)
・シェアハウスやベースメントだとwifiや家具付きであることが多い。
ワーホリという限られた時間であれば、シェアハウスやベースメントの貸し部屋の方がよさそうですね。
家の探し方と契約方法

- 家の相場は分かったけど、そもそも家ってどうやって見つけたらいいの??

- カナダはね、日本と違って斡旋業者がないの。
だから、自分で家を見つけて自分で契約しないといけないんだ。
多くの人がインターネットを使って家を見つけているよ。

- インターネットでいい場所見つけたらどうしたらいい?

- まず、そこのオーナーさんと連絡をとって、内見の日を決めるかな。
詐欺の可能性もあるから、内見は絶対に行ったほうがいいよ。
もしできるなら、友だちと一緒に行くのが安全だね。
もしかしら、その時デポジットを求められるかもしれないから、電話した時に聞いてみてね。

- なるほどね!
家を見に行くときって、どういうところをみたらいい?
あとデポジットって??

- そうだな~。
私が、その時大家さんに聞いたことは、最低入居期間、家賃の払い方、契約書の有無、家賃は光熱費、wifiすべて込みか、もし物を壊したらどうしたらいいかとかだったかな。
デポジットというのは日本でいう敷金かな。退去のときに返ってくるお金だよ。
このデポジットをもらって契約成立とする人も多いみたい。
その時は必ず領収書と契約書をもらっておこうね。
詐欺の場合もあるみたいだから。
カナダで家を探すときは、インターネットで家を探すのがメインになります。
以下のサイトがよく使われます。
シェアハウスがメインで、バチェラー等の情報はわずかしかありません。
なので、やり取りは英語になります。
その代り、カナディアンのルームメイトも探しやすく英語環境は作りやすいかと思われます。
内見時の注意点と使える英語表現
よさそうな家を見つけたらオーナーさんとコンタクトをとりましょう。
勇気がいるかもしれませんが、メールするより電話したほうが早く連絡がつくのでおススメです。
その時、内見の日を決めましょう。可能であれば、友だちを連れていくことをすすめます。(特に女性であれば)
内見の日は以下の点に気を付けてみましょう。
・How long is the initial term?
いつまで住むべきですか?
・When can I move in?
いつから住めますか?
・When is the rent due every month?
いつ家賃を払ったらいいですか?
・How do I pay rent?
どのように支払いますか?
Do I have to pay a deposit?
デポジットはありますか。
・Does the rent include wifi and utilities?
家賃にwifiと光熱費は含まれていますか。
・How much notice do I need to give before moving out?
ここを出るとき、いつまでに言わないといけないですか。
・If I break something, what do I have to do?
なにか壊した時に、どうしたらいいですか。
・Can I get receipt?
レシートもらえますか?←これ大事。もめないためにも。確定申告のためにも。
・Can I get rental agreement?
契約書もらえますか?
家さがしはスピード勝負です。
もしその家を気に入ったのであれば、即決することをおススメします。
少し考えたい場合もなるべく早く決めることをおススメします。
デポジットが必要であれば、デポジットを払い、契約書をもらい契約終了です。
*オンタリオ州は本来2か月分の家賃プラスでデポジットをとるのは違法です。
しかし、日本人を相手にしているオーナーの中にはデポジットを要求する人もいます。
どうするかは個人の判断でお願いします。
*契約書は必ずもらうようにしてください。
万が一違法なデポジットをとられ、そのお金を返さないといわれた場合、証拠がなければ何もできません。
*領収書がもらえるのかもその時に確認しておいてください。
将来、タックスリターンの時に必要になるかもしれません。
何よりもトラブル防止のために確実にもらうようにしましょう。
*いつから入居するのか確実に確認しておきましょう。
今まで経験のない作業で大変だとは思いますが、住む家が見つからず帰った人に会ったことはありません。
よっぽどこだわらなければ大丈夫だと思います。
以上です。
次回はカナダでの仕事の見つけ方を紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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