カナダでのコープビザ徹底解説。それってやってみる価値があるの!?

最近話題のCo-op。

学校で学べて、カナダで働けて、上手に使えば大変有益なビザです。

でも、待って。

本当にCo-opがあなたの目標に合致していますか?

今日は弁護士の先生にCo-opビザについて解説していただきました。

書いている内容は以下のビデオと同じものなので、ビデオの方がお好きな方はこちらをご覧ください。

Jessica Tze-Ning Yuan Professional Corporationでは、ビザの申請だけでなく学校の申し込みもサポートしています。

ビザや学校申請のサポートを受けたい方、またそのほかカナダのビザについて質問がある方は以下のフォームよりお問い合わせください。

Jessica Tze-Ning Yuan Professional Corporationのコンタクトフォーム

この記事でわかること。
★コープがどんなビザか。
★コープから永住権につながるのか。
★どんな人にコープはおすすめか。

コープについてしる

Co-opってそもそもどんなプログラムなのでしょう。

留学エージェントからもお話をきいているかもしれませんが、ここで改めて確認してみましょう。

コープはどんなビザか

Q. コープとはどのようなビザですか?

A. コープビザもワークビザの一つですが、卒業するために働くことが条件となっているプログラムを受講することが認められた学生に発行されるという点で、雇用主限定ビザ(クローズドパーミット)や雇用主を限定しないビザ(オープンパーミット)また、オフキャンパスワークパーミットとは異なっています。

もっと具体的にいうと、卒業する前に学んでいたプログラムと関連のあるポジションでフルタイムで働く機会を学生に提供する雇用主を限定しないビザです。

例えば、もしホスピタリティのプログラムを取っているのなら、コープ実習中はホテルで働くかもしれません。

通常、コープ実習の仕事は学校から事前承認をうける必要があります。

実習先を見つける手伝いをしてくれる学校もあれば、自分でみつけなければならない学校もあるでしょう。

実習は有給のものも無給のものもありますが、どちらにせよ規定の実習時間として卒業必須単位をうけとることになるでしょう。

規定の実習時間は学校やプログラムによって異なってきます。

もしスタディーパーミットとコープワークパーミットの両方をもっているのなら、スタディーパーミットで学校期間中、週20時間までのパートタイムの仕事をすることが認められています。

また、夏休みのようなブレークの間はフルタイムで働くことが認められています。

ただし、注意してもらいたい点がいくつかあります。

学校外で働くことができる学生は以下の条件に当てはまる場合のみです。

  1. 指定教育機関(DLI)のフルタイムの学生であること。
  2. 最低6カ月間プログラムで学んでいること。

指定教育機関(DLI)とは、留学生を受け入れるために州または準州によって認可された学校のことです。

もし自分の学校がDLIかどうかわからない場合は、 “Designated Learning Institution IRCC”とグーグルで検索すれば、みつけることができます。

↓DLIかどうかここでわかります。↓

coopビザの特徴
★学んだことと関連した仕事ができるビザ。
★働く場所は学校から事前承認を受ける必要がある。
★コープにプラスして20時間までのパートタイムの仕事もできる。

コープ前に心配なこと

わたしがCo-opの学校に行く前に心配だったこと、また友だちからきいた不安を弁護士の先生にぶつけてみました。

実習先が見つからないときにできること

Q. もしコープ実習先が見つからなかったらどうなりますか?

A. もしコープ実習先がみつからないのなら、一番よい方法は雇用主を紹介してもらうか教授とともに主要なプロジェクトをしたり、コープの規定時間を達成するために実習に相当する課題を達成したりするなどのほかの代替案を考えてもらうなどのサポートを提供できるかすぐに学校に相談することです。

なぜなら、コープ実習は学習を完了するための必須事項だからです。

もしコープ実習を完了しないなら、卒業することもできないでしょう。

実習時間を早く満たしたときのビザについて

Q. コープ期間が早く終わってしまった場合は学生ビザがその時点できれますか?

A. あなたのコープワークパーミットはスタディーパーミットと同じ期限のはずです。

コープの規定時間に早く到達したとしても、スタディーパーミットがいぜん有効なら、スタディーパーミットが自動的に終了することはないので、パートタイムの仕事は続けられるでしょう。

しかしながらこのケースの場合、次のプランをねることはよいことです。

たとえばもし、あなたのとったプログラムにポスグラ(学校卒業後に働けるビザ)が付与されるのなら、できるだけ早くポスグラを提出できるように申込書を完成させ、書類を集め始めるよいタイミングだといえます。

二回以上コープビザがとれるか

Q. コープ卒業後、またコーププログラムをとることはできますか?

A. そのプログラムが認められる限り、卒業後いつでもほかのコーププログラムを申し込み、その変更をIRCC(移民局)に知らせることができます。

人によっては、新たなスタディーパーミットを申し込むか、延長申請をする必要があるかもしれません。

しかしながら、もしみなさんの最終的な目標が永住権であったり、カナダに移民することであったりするのなら、コーププログラムを何度も申請することはカナダで働くための短期的な解決策にしかならず、何の益にもならないので、何度も何度もコープビザを申請することはおすすめしません。

私が日本人のコミュニティの中でよく見ることは、コーププログラムを提供する小さな私立のカレッジに入学することです。

これら多くの小さな私立のカレッジでは、卒業後ポスグラを申請することができません。

そしてそれは卒業後、たとえ学位や証明書を今持っているとしても、働く機会という点で、スタート地点に戻ったことを意味します。

これら私立のカレッジは、セネカやジョージブラウン、ハンバーカレッジのような大きな機関と比べて、金銭的に手が届きやすいので、非常に魅力的にみえるという点を理解しています。

しかし前にものべたように、もしあなたの目標がカナダに移民することであるなら、この道をすすんでいくと、スキルドワーカーとして移民するために必要となる職務経験をえることができません。

しかし一方で、あなたの目標が学位や証明書を取得しながら、学生生活やカナダの文化を体験し、少しの期間働くことであれば、コープで勉強することは、それを達成するためにすばらしい方法です。

coopビザで気になること
★実習先が見つからないときは学校に相談すること。
★コープが完了しても、ビザ期間内はパートタイムの仕事が続けられる。
★そのプログラムが承認される限り、何度でもcoopの取得が可能。
★Coopの仕事は永住権のポイントにならないので注意。

コープVSほかのビザ

コープの他にカナダで働けるビザがあるでしょうか。

弁護士さんにきいてみましょう。

コープ以外のワークパーミットについて

Q. コープのほかにカナダで働けるおすすめのビザがありますか?

A. その質問に関してかんたんな答えはありません。

一般的には、カナダにはワークパーミットを取得するための3つの方法があります。

1. 学校に通っている間パートタイムで働け、夏休みの間フルタイムで働ける学生ビザがありますが、フルタイムの学生として在籍している間のみとなります。

重要なこととして、年齢を重ねれば重ねるほど、スタディーパーミットの承認が難しくなります。

2. ポストグラデュエートビザという卒業後申請するオープンワークパーミットがあります。

これらのワークパーミットは1-3年有効ですが、ポスグラを提供することが認められた学校を卒業した場合のみ申請することができます。

再度になりますが、「Designated Learning Institution IRCC」とググることで、みなさんの通う学校がポスグラを提供しているかどうか見つけることができます。

3. LMIAという雇用主が資格のある外国人を雇う許可をえるために申請するものがあります。

許可がおりれば、クローズドワークパーミットを申し込むためにそのドキュメントを使用します。


特定の状況について関連してご質問がおありの方はいつでもわたしたちのオフィスにお尋ねください。

よろこんで個別の評価をさしあげます。

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LMIAについて詳しく知りたい方は下の記事もご参照ください。

カナダの移民弁護士が解説!ワークパーミット取得に必須なLMIAにせまる

coop以外の働けるビザ
★スタディーパーミット。(フルタイムの学生のみ)
★ポストグラデュエートワークパーミット。
★LMIA.

コープと永住権

Co-opから永住権につなげることはできるのか、という疑問をおもちの方も多いはず。

弁護士さんの意見をきいてみましょう。

コープと永住権について

Q. コープから就労ビザを取って永住権につなげられると説明するエージェントもいますが、それについてどう思いますか。

A. 可能ですが、それはPRを目指すうえで遠回りになる可能性があります。

留学生が永住権を目指すうえでもっとも一般的な方法は、研究を完了したあとでポスグラを申請し、カナダでの就労経験を少なくとも1年つむことです。

しかしながら、ポスグラの資格をえられるのは特定の学校だけです。

もしあなたの学校がポスグラを提供していないのなら、卒業後ワークパーミットを取得しようとするのに難しい状況にいることに気づくでしょう。

コープについて弁護士さんのアドバイス

Q. 今coopを考えている人たちに向けてアドバイスがありますか。

A. 移民の目標が何か学校を申し込む前に注意深くかんがえ、コープを提供しているという理由だけで学校を選ばないでください。

もしあなたの目標がカナダに移民することであるなら、たとえそのプログラムにコープがないとしても、卒業後ポスグラを取得できる学校に申し込むことを考えてください。

通学中にパートタイムの仕事ができるでしょうし、夏休み中はフルタイムの仕事ができるでしょうが、もっとも重要なこととして、卒業後永住権を申請するためにとても価値のあるカナダでの経験をつむのによりよい立場にいることでしょう。

もしあなたの目標が学生もしくは労働者としてカナダが与えてくれるであろうものを経験しながら短期間滞在することであるのなら、楽しんでください。そして、あなたの興味のあるプログラムを選んでください。

coopからの永住権について
★不可能ではないが、遠回りになる可能性がある。
★永住権が目標ならcoopよりもポスグラを選んだ方がよい。

以上です。

弁護士さんに質問がある方は、こちらのフォームからお願いします。

利用できる言語は英語もしくはフランス語です。

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わたしから弁護士さんに質問します。

ただし、その場合はお時間いただきますので、ご了承ください。

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法的なアドバイスをしたり、ほかのオプションを提供したりすることは目的としていません。
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