これから留学を目指そうとする人の中には、どれくらいの英語力が必要なのか気になっている人がいると思います。
英語を勉強しようにもどうやって勉強していいのかわからないという人もいると思います。
この記事では、実際カナダに来てみて、日本にいるうちに英語の勉強が必要かどうかを解説していきます。
次の記事では、英語学習法を紹介します。
- 英語圏に留学予定の方。
- ワーホリするのにどれくらいの英語力が必要か知りたい方。
- →これらに当てはまる方の参考になればうれしいです。
留学前に英語の勉強は必要?

- どうだめがねくん、英語の勉強はすすんでいるか?

- えっ?英語の勉強は大丈夫でしょう。
だって、むこうで一年も英語づけなんですよ?
それよりバイトをがんばらないと!

- あまい、あまいぞめがねくん。
英語づけって、いったいどんな生活を今想像しているんだ?

- えっ?まず一番最初に語学学校に行きますよね。
そこで英語づけです。
で、バイトでばりばり英語使って。
カナディアンの友だちを作って、一緒に遊ぶときに英語つかうでしょ。
で、カナディアンの恋人つくって英語づけです笑
買い物とか、生活全体で英語使うでしょうし。

- そ、そうか…
しかし、その想像している生活のすべてが今の英語力に依存した生活だってわかっているか?

- えっ、どういうことですか??

- まず、語学学校だ。
たしかに、授業はすべて英語だ。間違いなく英語環境になるだろう。
しかし、その授業内容がどのようなものか知っているか?
多くの学校で、入学時にクラス分けテストをするんだ。
英語力が足りていなければ、当然下のクラスからのスタートになる。
ESLの下のクラスの授業はほぼほぼ文法だ。
しかも、中学校文法の授業が英語で行われるというだけで、ほぼ中学校の内容と一緒だ。
もし、語学学校の専門クラスで学びたいと思っているのなら、そのレベルに到達するまでに多くの時間とお金を費やすことになるんだ。
それに、クラスメイトも君と同じように英語の勉強に来ている人たちだ。
ということは、君と同じレベルで英会話をすることになる。
つまり、会話の内容や語彙がかなり限定的になるといえるな。
めがねくんがどのレベルのどの程度の英会話を想像しているか知らんが、おそらく今、君が想像しているような英会話はできないと思っていた方がいいぞ。

- もっしー先生がめずらく厳しい…

- めがねくんに充実した留学生活を送ってほしいと思っているからな。
次に、バイトで英語が使えるかという話だが、考えてみて。
君が社長さんで僕は日本語話せませんが、ここで日本語を使って日本語を覚えるために働きたいです!という人を雇うか?
気持ちは認めても、日本語をちゃんと話せる人を採用したいと思わないか?
というわけで、本当にカナディアンが集まる職場は、英語ができないと採用されないんだ。
結局、日本人が集まるジャパレスになるか、英語を使わなくていい裏方での仕事になると思うぞ。
そしたら、カナディアンの友だちもできないし、ほぼ英語をつかうことなく時間を過ごすことになるな。

- たしかに…
でもがんばってカナディアンの友だちをつくって、練習すればどうにかなるんじゃないですか。

- どこでカナディアンの友だちを見つけるんだ?
語学学校は留学生しかいないぞ?
それに、君はフランス語しか話せない人と友だちになれるか。
やっぱり日本人同士でつるむんじゃないか?
カナダも一緒だぞ。
やっぱり英語できない人より英語ができる人のほうが友だちはできやすいし、恋人は夢のまた夢だな…

- でも、普段の生活で英語使いますよね??

- 自分の普段の生活を考えてごらん。
家族と職場・学校以外でいつ日本語を使っている。
買い物で会話していることってほとんどなくないか。
商品の場所を聞くくらいじゃないか。
レストランで使う表現もかんたんで、店員さんと会話することなんてほとんどないでしょ?
つまり、学校と職場で英語が使えないのなら英語を使う機会はほとんどないのだよ。
英語ができない→語学学校で十分なクラスを受けられない→
英語を使える仕事で採用されない→カナディアンの友だちができない。→
英語を使う機会がほとんどなく日本に帰ることになる。
今、英語を勉強していなかったらそういう事態にもなりかねないんだ!

- わかりました…
まじめに勉強します。
やり方を教えてください…
みなさんどんな留学生活を思い描いていますか?
きっとめがねくんのようにカナディアンの友だちを作って、ばりばり仕事して、英語を話せるようになりたいと思っていることでしょう。
でも、そもそも英語を話せる環境を作り出すには、今現在英語がある程度できていることが理想だと思います。
その理由をいくつかあげたいと思います。
語学学校で上のクラスから始めるため

語学学校はレベル分けテストの結果に応じてレベル分けされ、それから授業を受けることになります。
もし、今英語のレベルが低いと下のクラスからのスタートになります。
ビギナークラスの場合授業は中学校の授業の延長だと思っていた方がいいです。
たしかに授業は英語で行われるので耳は鍛えられるでしょう。
でも、英語を使ってばんばん話すという機会は少ないかもしれません。
また、クラスメイトも同じレベルの英語学習者になるので、もしかするとイメージしている英語環境とは異なっているかもしれません。
せめて、中級レベルのクラスに入りたいですね。
中級クラスだとクラスメイトともコミュニケーションを取りやすくなる、つまり、よりコミュニケーションを英語でとる機会が増えます。
また、授業のレベルも上がるので、より有意義な学習ができると思います。
英文法の学習なら日本でもできますよね。
でも英会話の機会を得ることが留学してきた意味だと思うので、そのためにも中級以上のクラスを目指したいですね。
バイトを見つけるため

仕事で英語を使って、英語力を向上させたいという人もいることでしょう。
でも、もっしー先生の言う通り、英語ができない人はそもそも採用してもらえません。
英語ができない人を英語が必要な接客業に回そうとは、オーナーも考えないでしょう。
ワーホリに人気の仕事、スタバなどは質問そのものが就活かと思うくらいに内容の深いことを聞かれます。
それらに答えられるくらいの英語力が必要なわけです。
何もネイティブ並みにペラペラでないといけないとは言いません。
でも、必要最低限のコミュニケーションが図れる中級程度の英語力(TOEIC550-600)がないと英語を使う仕事は難しいものと思われます。
カナダディアンの友だちを見つけるため

みなさんはどこで友だちと出会いましたか?
学校あるいは職場ではないですか?
そう、普段の生活の中で誰かと深くかかわって友だちになるなんてことそうそうないのです。
現に私がESLに通っているときによく聞いた悩みの一つはカナディアンの友だちができないでした。
カナディアンの友だちを作ろうと思うのなら、カナディアンが働いている職場で働く必要性がありそうですね。
しかし、その環境を得るには先に話した通り、ある程度の英語力が求められるわけです。
日本人だらけの職場で働いてもカナディアンの友だちができる可能性は限りなく低いと思っていた方がいいです。
たしかに、英語を使わないポジションで働いても、カナディアンの働いているお店であれば、カナディアンとかかわれるかもしれません。
しかし、コミュニケーションに大きな隔たりのある段階で深くかかわれるでしょうか。
彼らはきっと英語で会話のできる友だちとかかわって盛り上がることでしょう。
もし仮に、カナディアンたちと遊びに出かけることに成功したとしても、おそらくネイティブ同士の会話についていけず、会話に入れないという事態が起こると思います。
会話に入れないと、英語を話す機会も少なくなります…
英語を話す機会を作るため

留学して英語を話す機会を得るにはそもそもある程度英語を知っておかなければいけないのです。
もし、英語力が足りないと…
語学学校も下のクラスから始まって英語を話す機会が得られないかもしれない。→英語力が足りないと英語を使う仕事につけないかもしれない。→仕事がないとカナディアンとかかわることも、仲良くなることもないかもしれない。→そうなると生活の中で一切英語を使う機会がないかもしれない。→英語があまり身につかずに帰ることになるかもしれない。
みなさんは何のために留学しますか?
一つの理由として英語を話す機会を得るためと答える人は多いしょう。
では、日本にいるうちに中級程度の英語力はつけておきましょう。
文法の学習は日本でもできます。
でも、カナディアンやその他外国の友だちを作って英語を話す機会というのは日本ではなかなか得られません。
その機会を逃さないようにしましょう。
日本で英語の練習して、こちらで使うのです。
日本で学んだことを実践するのです。
いうなれば、日本が英会話の練習、留学先が本番です。
そうすれば、有意義な英語環境が作れるものと思われます。
では、どのようにして英語の勉強ができるのかを次の記事で考えましょう。
まとめ
せっかく留学に来るのならみなさんには充実した時間を過ごしてほしいと思っています。
そのために、私もそうだったけど、留学前に抱きがちな理想が現実にどうなのか知ってもらおうと思いました。
では、今日のまとめです。
① 英語力がないと以下の理想は崩れる可能性が非常に高い。
② これらの理想は留学前の英語力に依存している。
③ 日本で練習してきたことを留学先で実践するイメージで勉強しておこう。
以上です。みなさんの留学ライフが充実したものとなりますように。
では、また~
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