英語で学ぶ簿記用語。簿記で使う用語の英語表記と簿記のやり方を徹底解説

私はカナダ、トロントの学校で6週間会計の勉強をしました。

その時学んだ簿記で使う英語をみなさんに紹介したいと思います。

また、簿記で使われるその用語の意味ついても解説しています。

この記事を読めば、簿記で使われる基本的な用語の意味を理解できるようになるでしょう。

私のようにこれから英語で会計の勉強をされる方、あるいは海外の会社を相手に仕事される方の役に立てたらうれしいです。

※英語用語だけ知りたい方は、目次の一番上のページを見てください。
英語で会計(簿記)を学習予定の方は全部読んでくれたらうれしいです。

※6週間のプログラムだったので、簿記の基本の基本だけ学んでいます。
今回紹介する言葉も基本の基本のみです。
ご了承ください。

こんな人におススメ
  • これから英語で会計の勉強をされる方。
  • 海外の会社とも取引をされる方。

簿記で使われる英語用語

英語日本語
Bookkeeping簿記
Ledger元帳
Balance Sheet賃借対照表
Assets資産
Current Assets流動資産
Fixed Assets固定資産
Current Liabilities流動負債
Longterm Liabilities長期負債
Equity資本
Intangible Assets無形固定資産
Inventory在庫
Rents家賃
Supplies貯蔵品
Building建物
Vehicle車両運搬具
Appliances設備品
Furniture and Fixture器具及び備品
Income Taxes Payable未払法人税等
Accounts Payable買掛金
Accounts Receivable売掛金
Loan Principle借入金
Loan Interest支払利息
Income Statement損益計算書
Revenue収益
Expenses費用
Sales売上高
Merchandise商品
Cost of Sales売上原価
Salaries給料
Wages賃金
Bonuses賞与
Operating Expenses営業費用
EBIT利息及び税金控除前利益
Gross Profit売上総利益
Net Profit当期純利益
Dividends配当金
Depreciation減価償却
Appreciation非減価償却
Statement of Cash Flowキャッシュ・フロー計算書
Operating Activity営業活動によるキャッシュフロー
Investing Activity投資活動によるキャッシュフロー
Financing Activity財務活動によるキャッシュフロー

Balance Sheetで使われる英語用語と作り方

これから英語で会計を学ぶ人に向けて、簿記に使われる用語の解説をします。

Balance Sheetとは、決済日の財政状態を表したものです。

これをみることで、今もっている会社の資産や支払い義務のある負債を知ることができます。

日本語では賃借対照表といいます。

Assets

Assetsとは、その会社がもっている資産のことです。

Assetsには、Current AssetsとFixed Assetsの2種類あります。

① Current Assets

Current Assetsとは短期間の資産のことです。

たとえば、Cash (現金)は一年間残しておくことはないですね。

どんどん使っていくと思います。

またInventory (在庫品)も、売って新しく仕入れてを繰り返すので、一年間同じものを残しておくことはしないですね。

このように、1年以内に回収される資産はCurrent Assetsとなります。

② Fixed Assets

Fixed Assetsとは長期間使える資産のことです。

たとえば、Building (建物)やVehicle (車両運搬具)、Appliance (設備品)などが含まれます。

これらのものは、年数が経つたびに価値が落ちていくあるいは上がっていきます。

Liabilities

Liabilityとは、その会社がもっている負債のことです。

Liabilityには、Current LiabilityとLongterm Liabilityの2種類あります。

① Current Liability

Current Liabilityとは、一年以内に返済しなければならない負債のことです。

Accounts payable (後日支払うと約束したもの)や税金などもCurrent Liabilityに含まれます。

② Longterm Liability

Long-term Liabilityとは返済に一年以上ようするものを指します。

なお、Balance Sheetにかかれた負債は翌年に支払うものがのせられています。

Equity

Total Assets-Total Liabilities=Equityです。

負債を返した後に残っている会社の資金です。

Balance Sheetの書き方

① Year

Year0は営業開始日にもっているお店の資産と負債です。

ここにのせられている負債がIncome StatementのYear1で支払う額となります。

Balance SheetのYear1は一年目のおわりの財政状態を表しています。

ここにのせられている負債は来年度の支払額となります。

② Cash

銀行からお金を借り入れた場合、Cashに借りた額も追加します。

③ Total CA

Current Assetsのトータルです。

エクセルであれば、SUMを使えば一発で求められます。

④ Fixed Assets

長期間利用できる資産です。

この項目は年数が経つたびに、価値が上がったり下がったりしています。(Appreciation/Depreciation)

カナダでは毎年建物の価値が上がっているので、Buildingの資産は増えています。

⑤ Total FA

Fixed Assetsのトータルです。

⑥ Total Assets

Total CAとTotal FAをたした額です。

⑦ Current Liabilities

二年目に全額返済しなければならない負債です。

なお、Taxは一年目の収入にもとづいて二年目に請求されます。

なので、まだオープンしていないYear0にTaxはありません。

⑧ Total CL

Current Liabilitiesのトータルです。

⑨ Longterm Lieabilities

長期に渡って返済していく負債です。

返済が始まる前であれば、借りた額を全額記入します。

返済が始まったあとなら、借りた額から返した額をひいて記入します。

長期ローンであれば、利子を計算する必要もあります。

計算式は

(借りた額×(1+利子率)^返済期間)-借りた額

です。

⑩ Total LT/L

Longterm Liabilitiesのトータルです。

⑪ Total Liabilities

Current LiabilitiesとLongterm Liabilitiesをたした額です。

⑫ Equity

Total Assets-Total Liabilitiesで求めます。

このEquityが一番大切な数字です。

Income Statemententで使われる英語用語と作り方

Income Statementとは会社の利益を知ることができる財政書類です。

これを見ることでその会社の支出入をしることができます。

日本語では損益計算書といいます。

別名profit and loss statementとよばれています。

なので、日本語ではPLと記載されるようです。

Revenue

収益です。

その会社の売り上げがわかります。

Expense

費用です。

その会社が何にお金をつかったかがわかります。

なお、Costはある製品をつくるために必要な費用です。

E.B.I.T

Earnings Before Interest and Taxesの略です。

税金や利子を引く前の売り上げです。

Gross Profit

E.B.I.TからTaxとInterestをひいた額です。

日本語だと売上総利益といいます。

この額は重要な額です。

なぜなら、社長の配当金や次年度の税金はこの額をもとに計算されるからです。

Net Profit

Gross ProfitからDevidendsをひいた額です。

Depreciation

ものは使えば使うほど価値が落ちていきますね。

そのものの価値が落ちていくことをDepreciation(減価償却)といいます。

Appreciation

年数がますたびに価値があがっていくものもあります。

そのものの価値がふえていくことをAppreciationといいます。

カナダでは、建物の価値がどんどん上がっていっています。

今、空前の住宅バブルが起こっていて、10年前と建物の価値がまるで違うらしいです。

Income Statementの書き方

① Revenue

収入を記載します。

銀行からの新規借り入れがある場合は、ReveneuとBank StatementのLT Liabilitiesに追加します。

② Total Revenue

Revenueのトータルです。

③ Expenses

支出を記載します。

Costというのはその製品を準備するのにかかった費用です。

銀行の支払いは

借りた額÷返済期間

ででてきた数字です。

④ EBIT

RevenueからExpensesをひいた額です。

⑤ Gross Profit

EBITからTaxとInterestをひいた額です。

この額に税率をかけて、翌年の税金を出します。

⑥ Net Profit

Gross ProfitからDividendsをひいた額です。

Year1のNet ProfitをBalance SheetのYear1のCashに追加します。

⑦ Appreciation

価値の増えたFixed Assetsの増えた分の金額を記入します。

増えた価値なので、新しい購入があればその金額もここに記入します。

Cash Flowで使われる英語用語と作り方

実際の世界ではIncome Statementは何ページにもおよぶ長いものになります。

その内容を要約したものがCash Flowです。

Investing Activities

Investing ActivitiesとはFixed Assetsで増減した金額です。

Financing Activities

Financing ActivitiesとはLongterm Liabilities関連で増減した金額です。

Operating Activities

Operating Activitiesは、Investing ActivitiesとFinancing Activities以外の項目です。

Cash Flowの書き方

① Operating Activities

Operating Activitiesのなかで増えた項目と減った項目をそれぞれ足していきます。

NETのところは、IncreaseからDecreaseをひきます。

② Investing Activities

Investing Activitiesのなかで増えた項目と減った項目をそれぞれ足していきます。

NETのところは、IncreaseからDecreaseをひきます。

③ Financing Activities

Financing Activitiesのなかで増えた項目と減った項目をそれぞれ足していきます。

NETのところは、IncreaseからDecreaseをひきます。

④ Net of Nets

Operating Activitiesの合計+Investing Activitiesの合計+Financing Activitiesの合計で求めることができます。

以上です。

今回は基本的な3つの財務表の作り方を解説しました。

この記事がこれから英語でアカウンティングを学ぶ方の役に立てたらうれしいです。

では、また~






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