ついに再開!カナダ永住権の王道、エクスプレスエントリーを弁護士が解説

コロナ以降審査が止まっていたエクスプレスエントリー。

特にカナダにいなくても永住権が申請できるフェデラルスキルドワーカーの再開を心待ちにしていた人も多いと思います。

再開後最初のドローはどのような感じだったのでしょうか。

どんな人が永住権の申請に招待されましたか。

今回はそれらの点について弁護士さんにインタビューした内容をお伝えします。

この記事は下のビデオと同じ内容なので、ビデオの方がお好きな方はこちらをご覧ください。

この記事でわかること。
★どんな人がエクスプレスエントリーの招待をうけたか。
★今後の点数予想。
★カナダ政府が発表している最新の移民政策。

再開後のエクスプレスエントリー

エクスプレスエントリー再開後の最初の抽選で出た足切り点数は何点だったのでしょうか。

どういう人が永住権申請に招待されましたか。

また、今後必要なスコアはどうなると予想されているのでしょうか。

そのあたりのことを弁護士さんに聞いてみましょう。

再開後最初の抽選の様子

Q.カナディアンエクスペリエンスクラス、フェデラルスキルドワーカー、フェデラルスキルドトレードが再開しました。再開後最初の抽選はいつものと比べてどのような感じでしたか?

A. 2022年7月6日、移民局はエクスプレスエントリープログラムのすべての抽選を再開しました。

フェデラルスキルドワーカープログラムが二年間休止していたので、特に海外の候補者にとって待ちにまった瞬間でした。

多くの人が見たり聞いたりしたように、永住権申請のために必要な最低点数は557点でした!

そのスコアのために招待されたのは1,500人のみでしたが、招待された人が少なかったのは大多数の候補者のスコアが500点未満であることを考えると驚くことではありません。

抽選が発表されたとき、弁護士やコンサルタントは最低557点をとれる人がどんな人なのかCRSツールを使って、ただちに確かめました。

可能性のある様々な組み合わせがありますが、わたしが計算したいくつかのプロフィールをお見せしたいと思います。

シナリオ1はジョブオファー(LMIA)がなく、フランス語あるいは英語のどちらかのみCLB10で、永住権もち、あるいはカナダ国民の兄弟はいません。

独身、30歳未満で(31歳もぎりぎり大丈夫)、最低でもカナダの修士課程を修了しています。

最低でも2年間のカナダの就労経験と1年間の海外での就労経験あります。

それで564ポイントです。

シナリオ2aはカナダでの就業経験が2年ありますが、海外での就労経験はありません。

フランス語あるいは英語が片方のみで、永住権、あるいはカナダ国籍のある兄弟はいません。

独身で30歳未満、カナダの修士課程を修了しており、英語あるいはフランス語がCLB10で、カナダでの就業経験が2年あります。

これが最低でも達成すべきことであり、そうすると514ポイントになります。

これにジョブオファー(LMIA)を追加すると、564ポイントになります。

シナリオ2bはシナリオ2aと同じ条件ですが、ジョブオファーの代わりに第二言語をいれます。

フランス語と英語の両方ができて、片方がCLB10でもう片方がCLB7の場合、576ポイントになります。

若くて高学歴、秀でた英語あるいはフランス語の能力があり、少なくとも2年の就労経験をカナダでつみ、ジョブオファーか海外での就労経験があると通るとても高いポイントです。

これはこのラウンドで招待をうけたであろう候補者のほんの数例です。

この先の点数予想

Q. この高い点数はしばらく続くと思いますか。それともこの先落ちると思いますか。

A. できる限りしたいですが、私は将来を予測することができません。

しかし、私が読んだものによると、エクスプレスエントリーの中断中に候補者の数が増えたことを考えると、約半年間は500ポイント以上で推移するのではないかと思われます。

要は、高いスコアを維持することは不可能なので、スコアはいつか落ちると思いますが、それがいつになるのかということです。

過去を振り返ってみると、年の初めにスコアは低くなり、移民局の目標数に近づくほどに少しずつポイントも高くなっていきます。

それで、この先数カ月にわたって、特に次に説明する新しいBill C-19とのつながりのなかで、どのように機能するのか見るのは興味深いです。

カナダ移民局が発表している移民政策

Q. カナダ政府が発表している最新の移民政策について教えてください。

A. 今年の6月、Bill C-19が可決されました。

移民に関連して話すと、その法案は専門的なスキルをもつ労働者の州の選び方ををまねるためにエクスプレスエントリーのルールをかえるものです。

この法案は、CRSのスコアだけでなくグループに基づいて候補者を選ぶ権限を移民大臣に与えています。

例えば、移民局は医療従事者やフランス語話者のための抽選を行うことができます。

そのグループは空きを埋める必要のある需要の高い職業を含むいくつかの要因に基づいて決定されます。

なので、この国の移民と同じように、プロセスがどのように行われるのかまだ詳細はあきらかにされていないので、待つ必要があります。

以上です。

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