弁護士にインタビュー!ワーホリ・セカンドワーホリからカナダ永住権取得の可能性に迫る

みなさん30歳までの方はカナダのワーホリが取得可能なことはご存じだと思います。

しかし、35歳までの方はセカンドワーホリも取得可能なことはご存じでしょうか。

今回は、ワーホリとセカンドワーホリを組み合わせることでカナダ永住権の取得は可能なのかという点についてトロントの移民弁護士、ジェシカユアン先生にお尋ねしてみました。

なおこのブログの内容は以下のYouTubeを記事化したものです。

ビデオの方がお好きな方はこちらをどうぞ。

この記事でわかること
・永住権がとれる仕事。
・セカンドワーホリとは。
・ワーホリ・セカンドワーホリから永住権の可能性。

スキルレベルについて

Q. 前回のビデオで、スキルレベルについて説明していましたが、それぞれのレベルの中で仕事の具体例をさらに教えてください。

A. スキルレベルはオンライン上で分類されリスト化されています。

もし”NOC codes”をグーグルで調べると、最初のリンクはカナダ政府のページにとぶでしょう。

NOCコードを調べる

そこで仕事の名前を入力し、スキルレベルをみつけることができるでしょう。

ワーホリと永住権

ワーホリから永住権につなげることは可能でしょうか。

もしできるとして、日本にいるときからどんな準備ができますか。

そのあたりのことを弁護士さんにきいてみましょう。

ワーホリ時代におすすめの仕事

Q. 前回ビデオで永住権取得が目標なら仕事選びが非常に大切だと言っていましたが、ワーホリ勢にとってどんな仕事がおすすめですか。

それはあなたの経歴によりますが、多くの方はスキルレベルBの仕事を探します。

スキルレベルBの仕事には、アドミンアシスタント(秘書のような仕事)、ブックキーパー(簿記を扱う仕事)、エンジニアリングテクニシャン、ECE(保育士)やそのアシスタントなどがあります。

覚えておいてもらいたいことは、この仕事で働くだけでは十分でなく、学歴やスキル、責務がNOCが示す職業に関する記述とマッチしていなければならないということです。

例えばもし、その仕事が四大卒の学位を必要としているのに高校までしか出ていなければ、たとえその仕事ができたとしても、その仕事で求められていることを満たしていません。

ほかの例をあげるなら、その仕事に関してA, B, Cの責務を果たすように記載されているのに、それらを一切行っていないのなら、その仕事に対して求められていることを満たしていません。

セカンドワーホリについて

Q. セカンドワーホリとはなんですか。

A. IECプログラムのもと、仕事と旅行の経験を可能とする3種類のプログラム、すなわちワーホリ、ヤングプロフェッショナル、インターナショナルコープ(インターンシップ)があります。

それぞれのプログラムが利用できるかは、自分の出身国や国籍によってかわります。

ワーホリはもっとも人気で広く提供されています。

ワーホリはジョブオファーがなく(前もって仕事がきまっておらず)、どんなカナダの雇用主のもとでも柔軟に働きたい人のために設計されました。

ヤングプロフェッショナルは、カナダでジョブオファーがある人のためのプログラムです。

それはワークパーミットに記載されている雇用主のもとで働かなければならないことを意味しているクローズドパーミット(雇用主限定ビザ)であり、雇用主をかえることはできません。

その仕事は、NOCリストのB、Aあるいは0の仕事でなければなりません。

インターナショナルコープは、学生であり、カナダでジョブオファーがある、あるいはワークプレスメント(会社とともに学生に特定の役割を経験させる取り組み)、インターンシップがある人のためのプログラムであり、研究を完了するために働くことが必要です。

インターナショナルコープも雇用主限定ビザであり、インターンシップは学習していることと直接関連していなければなりません。

出身国や国籍によって、これら三つのカテゴリーの1つ、あるいはそれ以上を申請する資格があるかもしれません。

一度しか参加が認められていない国もあれば、二回あるいは違うカテゴリーに参加できる国もあります。

たとえば日本は、IECカテゴリーで一度ワーホリが利用可能です。

18歳から30歳までの日本人なら誰でも、一年間参加することができます。

しかしながら、一度目のワーホリが終わったあとで、ROを通して二度目のIECを申請できる人もいます。

ワーホリ・セカンドワーホリから永住権の可能性

Q. ワーホリとセカンドワーホリを組み合わせたら永住権につながりますか。

A. はい、可能です。

カナディアンエクスペリエンスクラスのもと、スキルドワーカーとしてPR(永住権)の資格をえるには、申請するときから3年以内に最低1年間、フルタイムでのカナダでの就労経験が求められます。

自営業やコープなどのフルタイムの学生の間にした仕事は加算されません。

また、前回記事で説明したスキルレベルB, Aあるいは0である必要があります。

個人的には、2年間働いたあとPRの資格をみたす仕事をみつけるのに、二回ワーホリがとれる人は、よりよい立場にいると思います。

(PRを取得するために)ワークパーミットだけでなく、最終的にスキルドワーカーとしてカナダに移民できる可能性を決定し、(PR申請に必要な)トータルスコアを構成する英語の能力や学歴、年齢などほかの要素もあります。

仕事の経験も大事だけれども、ほかのことも無視してはいけません。

日本にいるうちにすべきこと

Q. 今ワーホリを考えていて、将来の目標が永住権であるなら、日本にいるうちにどんな計画をたてたらよいですか。

A. 覚えておいてもらいたいことが3つあります。

1.カナダに到着したときに申し込むPRの資格がえられるスキルレベルB, Aあるいは0の仕事をリサーチしてください。

2.多くの技術職は書くことにしろ話すことにしろ、高いコミュニケーション能力が求められるので、日本にいる間に英語のスキルを伸ばせるように一生けん命勉強してください。

もし、英語のレベルが人並なら、カナダに到着したときに技術職につくのは難しいでしょう。

3.英語環境にいる有利な立場を利用し、英語能力をさらに向上させるであろう社会的イベントやプログラム、クラスをリサーチしてください。

どんなプログラムでPRを申請するにしても、英語のテストが求められるので、移民するうえで就労経験と同じほど、英語の能力も本当に大切です。

英語のテスト結果がよければよいほど、より多くのポイントを取得することができます。

以上です。

弁護士さんに質問がある方は、こちらのフォームからお願いします。

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